2012年09月28日

米子、倉吉、東京/馬野ミキ

当時、米子の大学病院に一ヶ月半試験入院した
一緒に来た母は閉鎖病棟の雰囲気と隔離された部屋から聞こえる雄叫びに、困惑を隠せなかったが俺はうまくやれる自信があったし何より母の元から離れられる喜びが大きかった
中庭にはギターを弾く青年がいたし、俺も人差しでオルガンを弾いたりした
許可さえ貰えれば外出できたので市営球場に忍び込んでピッチャーマウンドに立ったりした
脳内から歓声が聞こえる
俺は甲子園を期待されるエースだ。
ホームページのファンだという人が見舞いに来たりした
病院の裏にある水鳥公園でガチョウが俺の膝にくちばしをのせてきたのは奇跡的な出来事だった
そこのガチョウ、こっちに来てくちばしを俺にのせてくれ、と頭で命じたらガチョウがそうしたので少し涙が出た
ガチョウは30秒くらい俺の膝にくちばしをのせていた
俺はガチョウを驚かさないように座ったまま静止していた。

退院し、倉吉に戻りRちゃんという小中の同級生とつきあった
つきあったというか、Rちゃんは結婚のために東京での仕事を辞め帰郷しているところだった
一ヶ月後かに九州に嫁ぎに行くという
嫁ぎに行くまでの間、俺たちはヤりまくった
近くの高校に忍び込んでやったり母の目を盗んでやったり鳥取砂丘の近くでやったりした 
Rちゃんは結婚前に何をしていているんだろうか

でも、結婚前の友達とセックスをする。これはなかなかいいかも知れない。
情緒がある
青春映画っぽいな。

それから半年か一年、自分はオンラインゲームに明け暮れ
そのゲームで得た財産を現金に換金した25,000円だけ持って四度目の上京を果たし
その半年後には、はじめての詩の朗読会を主催することになる。





posted by jagumi at 16:05| Comment(0) | 馬野ミキ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。